今季、DAMSからGP2にデビューするアレックス・リンは、タイトル候補の呼び声高いストフェル・バンドーンを倒すには、チームメイトと団結する必要があると語った。
2014年のGP3でタイトルを獲得したリンは、昨年のフォーミュラ・ルノー3.5でランキング2位につけたピエール・ガスリーとともに今シーズンからチャンピオンチームのDAMSに加わることになった。
GP2初参戦となる彼は、自分とガスリーのルーキーふたりが今シーズンにマクラーレンの育成ドライバーであるバンドーンとタイトルを争うことができると考えている。
「ストフェルは非常に印象的だ」と、リンはオートスポーツ・インターナショナルのステージで語った。
「でも僕にはピエールという本当に良いチームメイトがいる。彼のことは数年前から知っているし、とても良い友人なんだ」
「ストフェルと戦うには僕とピエールが団結する必要があると思っている。なんとかして彼を止めなければならないけど、チャンスは十分あると思っているよ」
リンは、ARTドライバーのバンドーンがDAMSほど強力なチームメイトをもたないため、ルーキーでも戦えると感じている。
「僕らはお互いにプッシュして前進することができるし、ストフェルに近づくこともできるだろう。でもそうなった場合、彼は僕らほどの援護はないと思う」
「DAMSはここ4年で3回チャンピオンになっているから、これは大きなチャンスだ」
「僕は初年度から勝つことを目指している」
2014年のチャンピオン、ジョリヨン・パーマーは、タイトルを獲得してもF1シートの保証がないことを示したが、リンは今シーズンの結果次第で1年後にグランプリシートを手にする機会もあると語っている。
昨年のGP3を制したリンは、2013年のヨーロッパF3選手権でシリーズ3位を獲得。2012年のイギリスF3でもシリーズ4位に入っており、先日発表された新たなF1スーパーライセンス・ポイントでも発給要件を満たす52ポイントをすでに手にしている。