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マクラーレン・グループが名称変更。ハイテク企業強調

2015年01月14日 16:10  AUTOSPORT web

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マクラーレン ロゴ
マクラーレン・グループは、13日、名称を「マクラーレン・テクノロジー・グループ」に変更したことを発表した。

 1963年に創立したマクラーレンチームをベースにさまざまな分野において発展してきたマクラーレン・グループが、その名称を「マクラーレン・テクノロジー・グループ」に変更したことが明らかになった。
 マクラーレンは多様な分野のハイテク企業に成長、その技術力を石油・ガス、健康管理、医薬品、航空機製造、金融サービスなどの産業に応用している。今回の名称変更はそういった方向性を示すものであると、同グループは説明した。


 チェアマンであるロン・デニスは次のようにコメントしている。
「マクラーレンは、世界に重要な影響を及ぼすために必要な専門技術と革新的文化を持つ企業である」
「我々は長年世界中のレーストラックにおいて能力を証明してきた。F1レーシングは今もこれからも我々の活動の中核である。レース活動によって、我々の競争心は高まり、新技術の経験を積み、世界一のエンジニア、科学者、データアナリストの関心を引くことができる。さらにF1の人気によって世界中のマーケットにおけるチャンスが得られる。我々は勝つために存在している。何物もマクラーレン・レーシングの焦点をその野心からそらすことはできない」

「しかしながら我々はしばらく前からマクラーレンを多様化の方向に導いてきた。その結果、今日では我々は単なるレーシングチームではなくなっている」
「マクラーレンの企業の従業員3000人以上のうち4分の3がモータースポーツ以外の分野に携わっている」
「我々のすべての事業を推進するのはテクノロジーだ。世界で最も進歩したロードカーを作り、一流企業と共にその製品と性能を強化するために働き、世界一信頼性の高い電子制御システムを開発する。我々の新たな名称は、革新やインパクトの大きなテクノロジーを生み出すことをさらに重視していく、その姿勢を表している」