アメリカのコンストラクター、ライリー・テクノロジーズは、トランザム・シリーズなどで活躍するアヴェ・モータースポーツとの共同事業でLMP3マシンを製作することを明らかにした。
デイトナプロトタイプのシャシーなどを手がけているライリーは今回、以前ともにトランザム車両を製作した経験のあるアヴェ・モータースポーツをLMP3製作のパートナーに選んだ。
トニー・アヴェ率いるアヴェ・モータースポーツは、以前ライリーとともにトランザム車両のAR-1を制作しており、このマシンで2度のチャンピオンを獲得している。今回両者が制作するLMP3マシンは『AR-2』と命名され、デザインをライリーが、そして車両製作をアヴェが担当することになる。
ライリーを率いるビル・ライリーは「アヴェが制作したトランザムカーはチャンピオンを獲っている。彼の製作技術はLMP3もうまく進歩させてくれるはずだ」とAR-2への期待感を語っている。
来季からELMSとアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)に創設されるLMP3クラスは、ル・マン24時間やWEC世界耐久選手権を目指すチームやドライバー、コンストラクターのための入門カテゴリー。コストキャップ制のもと、420馬力を発生するV8エンジンを搭載したクローズド車両で争われる。ワンメイクのエンジンはニッサンが供給する。