アストンマーチン・レーシング(AMR)は、2016年シーズン以降の新たなワークスドライバー獲得に向けて、今年から若手育成プログラムを創設することを明らかにした。
17歳から25歳のドライバーを対象としたこの育成プログラムでは、最大で10名がこのプログラムのもとで15年シーズンのGT3やGT4カテゴリーに参戦することになるという。
若手ドライバーには、それぞれAMRのワークスドライバーが割り当てられ、シーズンを通しての評価を受けるということだ。AMRを率いるジョン・ガウは次のように語る。
「経験のあるドライバーと若い才能の組み合わせになる。ジョニー・アダムやリッチー・スタナウェイなどのドライバーに過去に行ってきたことを公式なものにするんだ」
とはいえ、AMRとしては、このプログラム出身のドライバーたちをすぐにトップカテゴリーに投入することにこだわっているわけではないのだという。
「彼らをすぐに(WECの)97号車に乗せようとは思っていないよ。これは本当だ」とガウ。
「我々がジョニーとやってきたことを見てみてほしい。彼は今年ブランパンとイギリスGTのプログラムに取り組むんだ」
なお、10名の若手ドライバーたちはプログラムの一部として体力面でのトレーニングやアドバイスも受けるほか、AMRのシミュレーターでの走行も行うことができるということだ。