フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネが、F1パワーユニットの規則の抜け穴を見つけ出し、2015年シーズン中の開発が可能になったことは「最初の勝利」であると語った。
本来はすべてのパワーユニットマニュファクチャラーが開幕戦前にホモロゲーションを行い、シーズン中の開発は実質禁止されるものと考えられていたが、昨年末、フェラーリはF1レギュレーションにおいてホモロゲーションの期日が明確に記されていないと指摘した。結局FIAはこれを受け入れ、チーム側に対し、メルセデス、ルノー、フェラーリのパワーユニットのシーズン中の開発を認めるとの通知を出した。
デトロイトで開催されている北米国際自動車ショーで、マルキオンネは、2015年はフェラーリにとって厳しい年になるとの考えを示す一方で、シーズン中にパワーユニットのアップデートを行うことが可能になったのは素晴らしい成果であると語った。
「我々は後ろの位置からシーズンをスタートする。できるだけ早くトップに戻り、フェラーリを勝てる状態にする道を見つけることに私は集中していく」とマルキオンネが述べたと英Crash.netが報じた。
「難しい一年になるだろうが、懸命に努力し続けることが重要だ」
「我々はすでにいい結果を得ている。シーズン中はエンジン開発を凍結しなければならないかと思われたが、モディファイが可能になったのだ。これは最初の勝利だと私は考える。今後も勝利が訪れることを願おう」
フェラーリの2015年型マシンは1月30日にオンラインで初披露される。