フォードは1月12日にデトロイトでスタートした2015年北米国際自動車ショーで、新フォードGTを公開した。この車両は1966年にフォードGT40がル・マン24時間を制して50年という節目を記念したものであり、GTEベース車両と噂されているスーパースポーツだ。
12日のデトロイトショーで公開されたフォードの新スーパースポーツは、“二代目”フォードGTに次ぐもので、2020年までにフォードが導入を進めている“フォード・パフォーマンスビークル”の一台となる。
フォードGT40、GTの流れを汲むデザインをもつボディは、カーボンファイバーとアルミを広範囲に使用し軽量化。空力を洗練させており、フォード・エコブースト最高のパフォーマンスをもつV6ツインターボエンジンを搭載する。
「我々はパフォーマンスの向上と人々のハートに響くクルマを作り続けることで、革新に情熱を燃やし続けている。新GTは、スーパースポーツカーのマニアに向けた究極のものだ」とラジ・ナイール副社長は語った。
この新フォードGTについては、カナダのマルチマチックがレーシングバージョンを制作し、2016年のチュードル・ユナイテッド・スポーツカー(USCR)に2台体制でワークス参戦し、同様に16年のル・マン24時間にもワークスとして参戦すると噂されている。
ただ、事前の予想どおりこのデトロイトショーでは「トラック走行に対応」するとはされているものの、モータースポーツ活動についての言及はなかった。今後時季をみて発表されることになりそうだ。