1月9日に、千葉県の幕張メッセでスタートした東京オートサロン2015 with NAPAC。西ホールに出展している日産ブースでは、2015年仕様のニッサンGT-RニスモGT3が展示されている。
FIA-GT3規定車両として2011年にデビューしたニッサンGT-RニスモGT3は、ヨーロッパのブランパン耐久シリーズやスーパーGT300クラス、スーパー耐久等のレースで活用されている市販レーシングカーだ。
2015年に向けて、7月に大幅に空力が改良された2015年仕様がテストを行っていることが確認され、その後も鈴鹿や岡山でテストした15年仕様は、11月のニスモフェスティバルで初めてファンの前でその姿が公にされていた。
9日に開幕した東京オートサロン2015では、そんな15年仕様が初めてカラーリングされた姿で展示された。2014年にGT500クラスのチャンピオンを獲得したMOTUL AUTECH GT-Rのカラーリングパターンが採用され、レッドのベースカラーがホワイトになったカラーリングに彩られており、カーボン地だったテスト仕様とはまた異なる印象を受ける。
また、ニッサン/ニスモの統一意匠であるニスモレッドのラインが精悍さを引き立たせる。来季どのチームに活用されるかはまだ不明だが、テストでは高いポテンシャルが発揮されていると言われており、その実力を楽しみにしたいところだ。