2015年のダカールラリーは8日、コピアポ~アントファガスタ間697km(SS458km)のデイ6が行われ、ウラジミール・バシリフ(ミニ・オール4レーシング)がステージ優勝した。プジョーのカルロス・サインツ(プジョー2008DKR)は激しくクラッシュし、リタイアすることとなった。
昨年のダカールラリーで総合10位だったバシリフはステージ序盤からペースを掴み、ステージ2位を獲得したヤジード・アル-ラジ(トヨタ・ハイラックス)に20秒差をつけてステージ優勝を成し遂げた。ステージ3位にはロビー・ゴードン(ハマーHST・ゴルディーニ)が入っている。
ステージ4位にナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)が入り、総合首位を堅持。ステージ6位で終えた総合2番手のジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)との差を11分に広げた。総合3番手は前日と変わらずアル-ラジとなっている。
プジョー勢は、ステファン・ペテランセル(プジョー2008DKR)がステージ5位を獲得し、総合順位は9番手へ浮上した。一方、チームメイトのカルロス・サインツはトラブルに見舞わてしまう。
プジョーによると、サインツが砂埃のなかバギーを追走していたところ、なにかに衝突し、衝撃でクルマが5回転したとのこと。幸いドライバーとコ・ドライバーは無事だったが、クルマのダメージが酷くリタイアを余儀なくされた。
プジョーの3人目のドライバー、シリル・デプレにもトラブルが発生し、ステージ64km地点でストップ。マシンの修復に2時間近くかかり、ステージ77位でフィニッシュした。
四輪市販車部門での連覇に挑む日本のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、三橋淳/アラン・ゲネック組がクラス首位。ニコラ・ジボン/三浦昂組は1分30秒遅れのクラス2番手となっている。トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は、菅原照仁/杉浦博之組516号車が総合21位。菅原義正/羽村勝美/若林葉子組524号車は総合33位となっている。
ダカールラリー2015のデイ5ハイライトは、J SPORTS3で22時~22時30分に放送される予定だ。