クレア・ウイリアムズは、将来のチャンピオン候補と目されるバルテリ・ボッタスがウイリアムズF1チームに100パーセント専念しており、ライバルチームの魅力的なオファーから彼を守る用意はできていると語った。
昨シーズンのボッタスは、ウイリアムズFW36の高いパフォーマンスを武器に6度の表彰台を奪う活躍をみせ、ドライバーズ選手権で4位につけるなど一躍トップドライバーの仲間入りを果たした。
ウイリアムズは、2010年からボッタスと契約しているが、現在の契約は2015年末で一旦満了を迎えることから、他のトップチームも彼の獲得に興味を示している。特にチャンピオンチームのメルセデスは、ルイス・ハミルトンとの契約交渉がまとまらなければ、フェルナンド・アロンソの次にボッタスが候補であると、つい最近認めたばかりだ。
だが、ウイリアムズの副代表を務めるクレアは、チームが高い競争力を維持している間はボッタスが他のレースシートを探す理由は全くないと自信をみせている。
「人々がバルテリに注目しているのは確かですし、彼を欲しがらないはずはないでしょう? 彼は今、パドックで最も将来有望なスターのひとりですからね」とクレア。
「ですがバルテリはウイリアムズでキャリアを始めたので、彼がウイリアムズに100パーセント専念していることは彼と話せば分かると思います」
「私たちはチームのために彼と結束してこの先の将来を歩み、共にやっていくことを誓っていますし、そうした忠誠は私にとって重要であり、彼も同様に感じていると思います」
「もちろん、例えばフェラーリの名前が魅力的になるかもしれませんが、彼はここにとても馴染んでいますし、バルテリのようなドライバーにはそうしたことが何よりも重要であると思っています」