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【世界中が感動】チームに仲間入りするため、数百キロの過酷なレースを共に歩んだノラ犬

2015年01月07日 18:41  isuta

isuta

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皆さんは、山や川など大自然をフィールドにした「アドベンチャー・レース」をご存じだろうか? ときには何百kmもの距離を自分の足や自転車で移動する、この過酷なレースに突如参加した1匹の犬が、世界中に感動を呼んでいる。 ・運命の出会い!? 「アーサー」と名付けられたこの犬。エクアドルで開催されたとあるアドベンチャー・レースに参加中のチームに出会ったことが、すべての始まりだった。 スウェーデン人を中心とするメンバーから、ふとミートボールを分け与えられたアーサーは、その日からノラ犬としてさまようのを止め、自らチームと一緒に移動するように。 レースを続けるため、はじめはアーサーに付いて来させないようにしていたメンバーだったが、いくら追い払ってもいつの間にか側に現れ、ついには根負けしてしまったようだ。 ・命を懸けて共に歩もうとする感動的な姿 だが、カヤックで川を渡るときになって、アーサーをどうするのか?という問題が再度わき起こってしまった。 大会主催者からのアドバイスに従い、やむを得ずアーサーを置いていこうとするメンバーだったが、なんとそのときアーサーは川に飛び込み、必死に泳いで付いて来たのだ。 この姿には、関係者の誰もがすっかり心打たれ、救助されたアーサーは、ついにチームの一員として迎えられることに。 いつしか強い絆で結ばれるようになったこのチームは、見事一丸となってゴールに到着した。 このレースは、実は692kmにも及ぶ超長距離戦で、ケガを負い、満足に食事も摂れていなかったアーサーにとっていかに過酷なものであったか想像できる。 だが、アーサーはこの“運命の出会い”に迷いはなかったようだ。写真からは嬉々としてメンバーと共に歩む様子が見て取れ、種を超えた友情は世界中の涙を誘った。 ・新天地での生活をスタート 気になるのは、その後のアーサーのことだが、実は多くの人の努力により、メンバーの住むスウェーデンで暮らすことになった。 空港にはこの話に感銘を受けた多くの人々や報道陣が詰めかけ、両国で温かく送り迎えられたようだ。 ・「アーサー寄金」を設立 メンバーたちは、世界中にいるアーサーのような犬のため、「Arthur Foundation(アーサー・ファンデーション」を設立。ノラ犬の保護や虐待防止活動に取り組むという。 Facebookページでは、アーサーの様子や活動について随時アップデートされていく予定なので、ぜひチェックしてみて。 Facebook https://www.facebook.com/peakperformanceadventureracingteam Team Peak Performance http://www.teampeakperformance.se/arthur/ ・犬(まとめ)