2014年終盤に破綻したマルシャF1チームの取引相手に対する負債額は3,140万ポンド(約56億5,000万円)に上り、そのうち半額以上はフェラーリ相手の負債であることが分かった。
マルシャF1チームの管財人、FRPアドバイザリーLLPは、高等法院に対してマルシャの負債の概要を提出した。
それによると取引相手の債権者の中で負債額が最も多いのはエンジン契約を結んでいたフェラーリ(1,660万ポンド=約29億9,000万円)で、技術契約を結んでいたマクラーレンには700万ポンド(約12億6,000万円)、タイヤサプライヤーのピレリには100万ポンド(約1億8,000万円)の負債があった。
債権者のリストの中には元レースドライバーだったティモ・グロックの名前も記されていた(負債額60万ポンド=約1億1,000万円)。グロックはヴァージン時代の2010年から3年にわたってチームに所蔵していた。