ももいろクローバーZの主演舞台『幕が上がる』の詳細が明らかになった。
同作は、地方高校の弱小演劇部に所属する少女たちが全国大会出場を目指して奮闘する姿を描いた平田オリザの同名小説が原作。舞台に先駆けて、同じくももいろクローバーZが主演を務める本広克行監督の同名映画が2月28日から公開される。
舞台版では、本広が演出、平田が脚本を担当。原作の一部分にフォーカスし、小説や映画では描かれていない登場人物の心情を表現した内容になるという。上演は5月1日から東京・Zeppブルーシアター六本木でスタート。チケットは4月4日から発売される。
【平田オリザのコメント】
舞台版では、演劇の楽しさとももクロさんの元気の良さがオーバーラップするような作品にできればと思っています。なおかつ、せっかく私が台本書くので、「同時多発会話」など、私のテイストをできるだけ出して、うまくそれが融合すればいいなと思います。
ももクロのファンの方は、ライブを見ることはあっても生の演劇を観るということはあまりなかったと思いますので、ぜひ新しい世界を体験していただきたい。演劇ファンの方は、僕自身あたらしい挑戦になると思いますので、他ジャンルの融合を楽しんでいただきたいです。
【本広克行のコメント】
ももクロとは、あるイベントで寸劇をやったことがあるんですが、面白い「反射」をする子達だなと思っていました。
舞台版は、演劇演劇している口語演劇をしてみたいと思っています。ももクロには稽古期間をしっかり取っていただいて、歌も歌わせない、持ち歌を一切歌わないガチの演劇作品を作りたいと思っています。オリザさんも頑張って書いてくださると思いますし、僕も全力で演出して、ももクロも全力投球で稽古して、いい作品になることは間違いないと思います。僕自身、演劇の演出はまだ5作品目で、どうなるんだろうとビビっているところではありますが、頑張りますので、宜しくお願いします。