トップへ

ダカールラリー デイ4:砂漠のライオン、プジョーが躍進

2015年01月07日 13:30  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ダカールラリー2015のデイ3で後続を約2分引き離し、ステージ優勝したオルランド・テラノバ(ミニ・オール4レーシング)
ダカールラリー2015は6日、サンファン~チレシト間657km(SS220km)のデイ4が行われ、前日クルマが4回転するクラッシュをしたオルランド・テラノバ(ミニ・オール4レーシング)がステージ優勝を果たした。総合首位は引き続きナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)となっている。

 テラノバは前日のクラッシュで、首位から22分遅れの総合10番手まで後退していたが、デイ4では後続におよそ2分の差をつけステージ優勝。総合順位もトップから18分遅れの3番手まで回復した。総合首位のアル-アティヤーは、ルートの違いからモトのわだちを辿るアドバンテージがなく慎重な走りに徹したため、首位をキープしつつも2番手のジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)との差を3分ほど詰められている。

 そのほか、WRC2に出場しているヤジード・アル-ラジ(トヨタ・ハイラックス)がステージ3位、デイ2でトラブルにみまわれ優勝戦線から離脱したホワン・ナニ・ロマがステージ6位に入る快走を見せた。

 デイ3まで苦戦していたプジョー勢は、カルロス・サインツ(プジョー2008DKR)がステージ4位と躍進。総合順位でも4番手に浮上した。ステファン・ペテランセルもステージ7位でフィニッシュしたが、前日のトラブルによるタイムロスから総合16位となっている。

 四輪市販車部門での連覇に挑む日本のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、クラス首位だったニコラ・ジボン/三浦昂組にラジエータートラブルが発生しクラス2位へ後退。代わって、三橋淳/アラン・ゲネック組がクラス首位となっている。トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は、菅原照仁/杉浦博之組516号車が総合32位。菅原義正/羽村勝美/若林葉子組524号車は36位となっている。

 ダカールラリー2015のデイ3ハイライトは、J SPORTSで22時~22時30分で放送される予定だ。