昨年、ケータハムF1から金曜フリー走行に出場したロベルト・メリが、2015年はフォーミュラ・ルノー3.5を卒業し、次のステップに進みたいと語った。
スペイン人ドライバーのメリは、昨年、フォーミュラ・ルノー3.5に新興チームのゼータ・コルセから参戦し、3勝を挙げる活躍でタイトル争いを展開。最終的にはチャンピオンを獲得したカルロス・サインツJr.とピエール・ガスリーに破れたものの、ランキング3位で初のFR3.5シリーズを終えている。
また彼は、昨シーズン途中にケータハムF1チームとの契約にこぎ着け、イタリアGPと日本GP、ロシアGPで金曜フリー走行に出走を果たすなど、充実した一年を過ごした。
メリは、2015年のプランについて、フォーミュラ・ルノー3.5でタイトルに挑むつもりはないと語っている。
「かなり厳しい状況だが、(FR3.5に)に留まる予定はない」とメリは語っている。
「僕らは本当に力強い一年を過ごした。僕は、次にステップする用意ができていると感じているんだ」
「もう一年留まることがいいとは思わないよ」
メリは、(FR3.5)最終戦のヘレスでノーポイントに終わったサインツJr.を逆転することも可能だったが、自身もライバル同様ノーポイントに終わり、タイトル獲得のチャンスを逃した。
「ヘレスで1ポイントも獲れなかったのは残念だし、あれが悪かったと思っている」とメリ。
「僕らは自分たちのチャンスを逃してしまった。何とかしてカルロスを難しい状況に陥れることも可能だったのに」
「でも、素晴らしい選手権争いだった。僕は満足しているよ」