トロロッソのチームプリンシパル、フランツ・トストは、ダニール・クビアトはF1参戦2年目で強豪レッドブル・レーシングに加入することになったが、プレッシャーに押しつぶされることなく力を発揮するはずだと語った。
レッドブル・ジュニアドライバーだったクビアトは、2013年にGP3シリーズタイトルを獲得した翌年、19歳でトロロッソからF1デビューを飾った。
デビュー戦から2戦連続で入賞、予選ではチームメイトのジャン-エリック・ベルニュをしのぐ走りを見せ、高い評価を受けたクビアトは、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍に伴い、2015年にはレッドブル・レーシングに加入することが決まった。
トストはクビアトがF1初年度から活躍するだろうことは予想していたと述べ、レッドブルでも優れたパフォーマンスを発揮すると予想している。
クビアトの2014年の活躍についてトストは「驚きはしなかった。予想していたとおりだ。だからこそ彼を起用したのだ」と語った。
「(来年からは)レッドブル・レーシングでいい仕事をするはずだ」
「1年であっち(レッドブル)に行く予定ではなかった。少なくとも2年は我々の元にいる計画だった」
「だが状況が変わった。彼には才能があり、仕事に取り組む態度もいいから、ここにいた時と同様にレッドブル・レーシングに行ってもいい仕事をするだろう」
「GP3でタイトルを取ったばかりの彼がF1に昇格し、しかもデビュー戦でポイントを獲得するとは誰も予想していなかった」
「レッドブル・レーシングでも同様にいいパフォーマンスを発揮するだろう」
レッドブル・ルノーのパッケージが優れてさえいれば、クビアトは優勝を狙うことができると、トストは確信している。
クビアトが予定より早くレッドブルに加入することに懸念はあるかと聞かれたトストは「問題なのはマシンのパッケージにどれだけの競争力があるかだ」と答えた。
「通常はマシンが優れていれば、それが大きな助けになる」
「しかもパワーユニットが強力なら、彼はトップを走り、優勝争いに絡むだろう」