2014年末に管財人の管理下に入ったマルシャだが、長くチーム代表を務めてきたジョン・ブースは、2015年F1参戦を目指し今も投資家との交渉を行っていると明かした。
マルシャは経営破綻し、昨年終盤3戦を欠場、12月には資財が競売にかけられた。しかしFIAが12月22日に発表した2015年F1エントリーリストには、マノーの名称で条件付きで掲載されていた。
ジョン・ブースはF1活動を続けることを諦めておらず投資者候補と交渉を行っていると述べたと、5日報じられた。
「わずかながら望みがある」とブースはThe Yorkshire Postに対してコメントしている。
「時間がなくなりつつある。あと2週間のうちに何とかしなければならないのだ。でもまだ可能性はある」
「我々は投資家たちと前向きな話し合いをしている。皆が非常に努力している。このチームには優れたスタッフが揃っているから、できるだけ大勢のスタッフを残したい」
2014年モナコGPでジュール・ビアンキは9位に入り、マルシャにとっての初入賞を達成、チームはランキング9位を獲得した。しかしこれによるプライズマネーを実際に手に入れるためには、今年F1に参戦しなければならない。
「皮肉にもこの夢が潰えた場合、4.000万ポンド(約73億円)のプライズマネーを手にすることができなくなる」とブース。
「ただこのプライズマネーは投資者候補にとって魅力的な要素だ」