ダカールラリー2015は5日、ビジャ・カルロスパス~サンファン間625km(SS518km)のデイ3が行われ、ナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)が総合首位に立った。また、インペリアル・トヨタのジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)が総合2番手、オーバードライブ・トヨタのベルンハルト・テン・ブリンケ(トヨタ・ハイラックス)が総合3番手につけている。
初日にトップタイムを記録するも、2分のタイムペナルティを受け7番手へ後退したアル-アティヤーは、デイ3では文句なしのトップタイムを記録し首位に返り咲いた。一方、初日首位のオルランド・テラノバ(ミニ・オール4レーシング)は、ステージ終盤で4回転するクラッシュを喫してしまう。幸い走行は続けられる状態だったものの、20分以上をロスし総合10番手となってしまった。
また、前日2番手フィニッシュのロビー・ゴードン(ハマーHST・ゴルディーニ)は、ステージ開始直後にブレーキトラブルが発生してしまう。これにより、トヨタのドゥビリエ、テンブリンケが総合2番手、3番手に浮上した。ドゥビリエと首位アル-アティヤーとの差は7分42秒となっている。
プジョー勢は2日目も苦戦。カルロス・サインツ(プジョー2008DKR)は、先行していたモトと共にコースロストし、首位から20分以上遅れた7番手。ステファン・ペテランセルはギアトラブルにより22番手となった。
四輪市販車部門での連覇がかかる日本のチームランドクルーザー・トヨタ・オートボデーは、ニコラ・ジボン/三浦昂組がクラス首位をキープ。三橋淳/アラン・ゲネック組は3分差のクラス2番手につけている。トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は菅原義正/羽村勝美/若林葉子組524号車が総合37番手、菅原照仁/杉浦博之組516号車が総合38番手となっている。
ダカールラリー2015のデイ2ハイライトは、J SPORTS 3で22時~22時30分に放送される予定となっている。