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マクラーレン・ホンダ、不利なパワーユニット規則に不満示す。FIAと協議へ

2015年01月06日 07:40  AUTOSPORT web

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2014年アブダビF1テスト ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダMP4-29H)
マクラーレンとホンダが、2015年シーズン中にホンダだけがパワーユニットの開発を許されないという決定に不満を抱き、FIAと話し合いを行う予定だと報じられている。

 2014年アブダビGPでのFIAとチームの会合において、フェラーリのテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンが、2015年エンジンのホモロゲーション期限がレギュレーションに明記されていないとの指摘を行った。FIAは当初はチームは開幕戦前にエンジンのホモロゲーションを受けなければならないと主張していたが、その後、規則の文言において他の解釈ができることを認め、2015年にはシーズン中にパワーユニットのアップグレードを行うことが可能であると全チームに対して通知した。

 ただしFIAは、今年新たに参戦するホンダは例外であり、ホンダは昨年のメルセデス、フェラーリ、ルノーと同様に2月末をホモロゲーションの期限とするのが公平であるとの見解を示した。

「既存マニュファクチャラーは2014年2月28日までにパワーユニットのホモロゲーションを行うことを義務付けられた」とFIAのF1技術代表のチャーリー・ホワイティングがチームに対して出した通知に記されている。

「新マニュファクチャラーに対してはパワーユニットのホモロゲーションを2015年2月28日までに行うよう求めるのが公正かつ公平であると思われる」
「従って我々はこれが新たなパワーユニットマニュファクチャラーに対する必要条件であると考える」


 ライバルたちと異なりシーズン中の開発が許されないことに不満を持ったマクラーレン・ホンダはFIAに対し問い合わせを行い、来週にも話し合いを行う予定であるとBBC Sportが伝えた。

 BBCによると、ホンダには、抜け穴を見つけ出しFIAの規則解釈を変えさせたフェラーリに対して抗議を申し入れるという選択肢もあるということだ。
 マクラーレン・ホンダ、フェラーリ、ルノー、メルセデスはBBCの取材に対し今のところコメントを出していないという。