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「新F1マシンは手ごわかった」とヒュルケンベルグ

2015年01月05日 16:20  AUTOSPORT web

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2014年アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが、2014年のF1マシンは走らせるのが難しく、より一層ミスが許されなくなったと語った。

 エキゾーストブローイングが利用できないなど、2014年の新レギュレーションにより、リヤを中心にマシンのダウンフォースが低下し、これまでの2.4リッターV8エンジンに代わって1.6リッターターボV6が導入されたことでパワーが高まった。

 ヒュルケンベルグは昨年はドライビングスタイルを適応させる上で「少し苦労した」と認めた。

「前ほどプッシュできないんだ。(2013年には)ダウンフォースが大きかったから簡単にプッシュできたし、多少攻めすぎても大ごとにならずに済むだけのマージンがあった」
「でも今のマシンで攻めすぎると、簡単に限界を越えてしまい、1周を無駄にする可能性が高くなった。それは僕らのマシンがピーキーすぎたからかもしれないけど」

 しかしながらヒュルケンベルグは新しいパワーユニットを称賛しており、残念に思うのは音が静かになったことだけだと述べている。

「エンジンはいいと思うよ。メルセデスエンジンはドライバビリティの面でとても優れていたし、パワーもある。ダウンフォース低下によりパワーをかけるのが難しかったけれど、本当に苦労したのはそれだけだ」
「僕が個人的に残念に思うのは音が小さくなったことだ。でも今のエンジンになってパワーは大きくなった」