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ダカールラリー:王者ナニ・ロマがいきなり走行初日で優勝戦線脱落。首位はテラノバ

2015年01月05日 12:30  AUTOSPORT web

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ダカールラリー走行初日のトップとなった地元アルゼンチンのオルランド・テラノバ(ミニ・オール4レーシング)
2015年のダカールラリーは4日、ブエノスアイレス~ビジャ・カルロスパス間833km(SS170km)のデイ2が行われ、ナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)がトップタイムをマークするも、2分のタイムペナルティ。オルランド・テラノバ(ミニ・オール4レーシング)が初日のラリーをリードした。

 ブエノスアイレスでのセレモニアルスタートを終え、いよいよ本格的な競技スタートとなった2015年のダカールラリー。しかし、いきなりの波乱が走行初日から巻き起こった。ミニvsプジョーの対決に注目が集まる今季、ミニ勢の主役のひとりだった2014年勝者のホワン・ナニ・ロマ(ミニ・オール4レーシング)が、走行途中にトラブルが発生し、コースサイドにストップしてしまったのだ。

 ロマはなんとか自力でのトラブル解決を目指すが、懸命の作業にも関わらずエンジンは再始動せず、テクニカルアシスタンスの到着を待つことに。結果的に優勝争いには致命的な6時間以上の遅れを初日から喫することになってしまった。

 一方、快調な走りで初日トップに立ったのは2011年ウイナーのアル-アティヤー。しかし、速度制限エリアで違反を犯したため、2分のタイムペナルティを受けてしまう。これで地元の大声援を受け2番手につけていたテラノバが初日トップに。2番手は打倒ワークスを目指すロビー・ゴードン(ハマーHST・ゴルディーニ)となった。

 3番手は南アフリカのインペリアル・トヨタから参戦するジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)。一方、優勝候補のプジョー勢は慎重な初日を過ごすことに。カルロス・サインツ(プジョー2008DKR)は2分遅れの7番手。ステファン・ペテランセルは9番手となった。

 四輪市販車部門での連覇に挑む日本のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、ニコラ・ジボン/三浦昂組がクラス首位発進。三橋淳/アラン・ゲネック組が僅差の2番手につけた。トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は、菅原照仁/杉浦博之組516号車が総合23位と好発進。菅原義正/羽村勝美/若林葉子組524号車は30位となっている。

 ダカールラリー2015のデイ1ハイライトは、J SPORTSで22時~22時30分に放送される予定だ。