佐藤琢磨が所属するインディカーチーム、AJフォイト・レーシング代表のAJフォイトは、2015年に向け2台体制で参戦するにあたり、お互いのドライバーが激しく争うことを奨励したいと語った。
アメリカのオープンホイール界ではレジェンドと言えるフォイト率いるAJフォイト・レーシングは、これまでフルシーズンでは琢磨のみのシングルカー体制だったが、来季に向けジャック・ホークスワースと契約。2カー体制でシリーズに臨むことになる。
四度のインディ500ウイナーで、1月に80歳となったフォイトは、ふたりが自由に競争し合うことを歓迎すると語り、それによって上位進出ができるだろうとした。
「彼らには可能な限りハードに戦って欲しい。お互いにベストなレースを展開してくれれば、ベストな方が勝つはずだ」
「我々は多くの時で上位につけることができるふたりをチームに呼ぶことができた。大きな一年になると思うし、たくさんの楽しみがあるだろう。今からすごく楽しみにしているんだ。ある日には、ある片方がほんの少しだけチームメイトを上回るだろう。それをレースというんだよ」
2014年はブライアン・ハータ・オートスポートから参戦したホークスワースは、琢磨と同様にシングルカーエントリーのチームでの参戦だったが、チームメイトと組んで参戦することで、初年度に学んだことをさらに助けるだろうとしている。
「僕はお互いに前へ向けてプッシュすることができると思うんだ。それに、チームも同様に成長させることができると思う」とホークスワース。
「今の時代、プラクティスの時間は短いからね。2台体制なら異なる物事を試せるし、プラクティスでは違ったアプローチで臨むことができる。1日の終わりに2台の情報をまとめれば、大きなステップを踏むことができるはずなんだ」