2014年12月31日、ザウバーF1チームは、イタリア人ドライバーのラファエル・マルチェッロを2015年のテスト兼リザーブドライバーに起用することを発表した。
フェラーリの若手育成プログラム、FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)の一員である20歳のマルチェッロは、2013年にヨーロッパF3選手権でチャンピオンを獲得した後、昨シーズンはGP2にステップアップし、スパで初優勝を挙げるなどドライバーズランキングで8位につけた。
彼は、2015年もGP2に参戦する傍ら、ザウバーのテスト兼リザーブドライバーとしてF1でのキャリアをスタートさせることになった。
「優秀なドライバーを育て上げてきた長い伝統を持つザウバーF1チームの一員になれることを本当にうれしく思う」とマルチェッロ。
「僕の将来のキャリアにとっても最善の選択だと思っている」
「GP2をもう一年戦うことにも満足だし、F1での新しい役割を含め、2015年は非常に忙しいシーズンになるだろう」
ザウバーのチーム代表、モニシャ・カルテンボーンは、マルチェッロに金曜フリー走行の機会を与えることを明らかにしている。
「彼はジュニアフォーミュラにおいて素晴らしい才能を証明しました。13勝を挙げてヨーロッパF3選手権のタイトルを獲得したことは特に印象的でした」とカルテンボーン。
「ラファエルには、金曜フリー走行の参加を含め、F1に慣れてもらうための機会をいくつか提供します」
マルチェッロは、昨年のアブダビ合同テストでフェラーリをドライブしている。