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心理テクを使って、来年は家族関係を円満に

2014年12月31日 00:02  オズモール

オズモール

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親やきょうだいなど、家族との関係で悩みを持つ人も少なくないはず…。プライベートなことなので、なかなか友達にも相談できずに困っているなんて人もいるのでは? 今日は年の瀬。そんな悩みを一気に解消して、気持ちを新たに2015年を迎えてみては。 心理学に詳しい目白大学教授の渋谷昌三さんによると、心理術からヒントを得れば家族関係が劇的にうまくいくようになり、みんながハッピーに過ごすことができるのだとか。今回はそのテクニックを伝授してもらおう。 「家族やきょうだいは生活を共にしていたり、よき理解者であったりと、自分にとってはとても身近な存在です。とはいえ、あくまで他人。ほどよい距離感を保っていないと、関係がぎくしゃくしてしまう可能性もあるんですよ」(同) 距離感を保つといっても、具体的にはどんなことに気を付けたらいいの? 「家族の絆は、お互いの間を伸び縮みする輪ゴムのようなもの。家族の関係がうまくいっている家族は輪ゴムが均等に伸びて、距離感が互いに同じ状態にあります。しかし、関係に問題がある家族だと、輪ゴムの伸び縮みのバランスが悪くなっています。例えば3人家族の場合、母親と自分の距離が接近しすぎると輪ゴムはピンッと張りつめて、父親だけ距離が遠いと輪ゴムがゆるんでしまい、バランスが崩れます。家族全員が同じ距離感を保つように意識することで、関係はうまくいくでしょう」(同) また、子供の頃は仲のよかったきょうだいも就職や結婚で実家から独立すると、頻繁に会うことはなくなってしまうことも? 「男性同士のきょうだいはお互いに干渉し合うのが好きではないため、冠婚葬祭以外の行事でもなければ頻繁に会わなくなるというケースも多いようです。一方女性同士の姉妹は一緒に食事や旅行をするなど、定期的に集まって交流を続けるイメージですね。男女の会話の研究によると、女性は人間関係を重視した“感情交流型”と言われていて、人と会って話しをするというコミュニケーションに意味を感じやすいんです。ただ、姉妹は親密である半面、ケンカなどのトラブルが起こりやすいという一面もあるので、要注意です」(同) いつまでも仲のいい親子、きょうだいでいるために必要なのは距離感。“親しき仲にも礼儀あり”を心得て、居心地のいい関係を作っていこう! 渋谷昌三目白大学社会学部・大学院心理学研究科教授。学習院大学卒業、東京都立大学大学院博士課程修了。心理学専攻、文学博士。山梨医科大学教授を経て現職。著書に『今日から使える人間関係の心理術』(ナツメ社)、『「しぐさ」を見れば心の9割がわかる』(王様文庫)、『人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方』(WAC BUNKO)ほか多数。【オズモール】