オペラ『「水炎伝説」1幕3場』が、1月17日と18日に神奈川・神奈川県民ホールで上演される。
同作は、大岡信が台本、一柳慧が作曲を手掛け、2005年に発表された混声合唱とピアノのための舞台作品『水炎伝説』を、管弦楽版として新たに編曲して上演するもの。古代神話の時代を舞台に、暁の瞬間と美の化身であるアカトキ乙女を追って2人の男が黄泉の国に辿り着いたことをきっかけに、アカトキ乙女と生き別れの姉・トコヨ乙女が再会し、トコヨ乙女に追い払われたアカトキ乙女が再び地上に生きることになる、という物語だ。
演出・振付・美術を手掛けるのは、舞踊家・振付家として国内外で活動し、今回初のオペラ演出に挑む中村恩恵。指揮を一柳作品を多く指揮している板倉康明、演出・振付補およびナレーションを首藤康之、衣裳デザインをオランダ・ネザーランドダンスシアターやパリ・オペラ座などにも衣裳を提供する菱沼良樹が担当する。