ロータスのロマン・グロージャンは、パワーユニットをルノーからメルセデスに変更する来年は、今年のように初めから出遅れることなく順調に戦っていけるはずだと語った。
F1エンジン規則が大きく変わった2014年、ルノーは数々のトラブルに見舞われ、優勢のメルセデスに最後まで追いつくことができなかった。
ルノーユーザーのロータスは、昨年は大半のレースで表彰台を獲得しランキング4位となったが、今年はわずか10ポイントしか獲得できずランキング8位に沈んだ。
「(ルノーは)来年はよくなるだろう。彼らはこれまでいいエンジンをたくさん作ってきたのだから。ただ、今年は混乱していた」とグロージャン。
「今年初めの時点で彼らのエンジンは後れを取っていた。だが力を尽くして改善を図ってきた」
「難しい仕事だった。メルセデスは今年素晴らしい仕事をしたからだ。メルセデスがさらによくなる余地はあるけれど、他も追いつこうと今後も努力し続けるはずだ」
一方で、グロージャンは現在最強のメルセデスのパワーユニットを搭載する来年に大きな期待を抱いている。
今年のロータスはマシンの問題を理解すること自体に時間がかかったものの、来年は最初のテストでマシンを深く理解し、改善を進めていけるはずだと、グロージャンは考えている。
「今年8月までかかって理解したことを、来年は最初のテストですべて理解する必要がある」
「マシンの動きや性格を知り、どこを改善できるのかをすぐ理解しなければならない。今年はそれができず、テストでどの部分を改善できるのか分からなかった」
「冷却関係がよくないと知って、その解決のために時間を費やした。でもその後、我々が抱えている問題が風洞のテストでは表れないという事態が起きた」
「でも今は短時間でマシンを理解することができるし、どのエリアを改善すべきかすぐ分かるようになったと思う」