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わがままな人ウワサ好きな人との付き合い方

2014年12月24日 11:42  オズモール

オズモール

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多くの今どき女子が悩むテーマといえば、職場や趣味の場での“人間関係”。そんな悩みに対して、目白大学教授の渋谷昌三さんは「人間関係をスムーズにするために、心理術が役立ちます。そのコツを知り、実践するだけで、人間関係によるストレスを軽減できますよ」とアドバイスをくれた。 「多くの人が集まる中には、さまざまなタイプの人がいます。仲のいい人や気が合う人とだけ、しゃべったり、行動をしたりすればいいのですが、自己主張の強いわがままな人やウワサ好きの人などとも、上手にコミュニケーションをとらなければなりません」(同) 特に自己主張が強いわがままな人とは、予想外のトラブルが起こったりして、心が疲弊することも少なくないはず。そんなときは、自分の言動を客観的にみて上手にコントロールし、相手に合わせて調整することが必要なのだとか。 「この調整を心理学では“自己モニタリング”と呼んでいます。自己モニタリングスキルを鍛えておけば、集団生活でのムダな対人ストレスがなくなるでしょう」(同) <自己モニタリングのコツ> ・自分のしたいこと、やりたいことなどを主張しすぎず、相手がなにを望んでいるのかを聞きだし、うまく折り合いをつけること。 正面きってぶつかっても、いいことはなにひとつ生まれないと心得て。空気を読んでその場を上手に仕切り、乗り切るのがポイント。 また、人が集まるところには必ず、ウワサ好きな人がいるはず。職場で起こった事件やプライベートの出来事などを“内緒だよ”などと言って触れ回っているのを見ると、辟易としてしまう人も。 「ウワサ話好きの人は、好奇心旺盛でおしゃべり好きというだけでなく、他人に評価されたいという願望があります。話題をみんなに提供することで、情報に敏感なことをアピールして、自分の価値を上げたいと思っています。とはいえ、ウワサ話はコミュニケーションを円滑油になり、会話や交流のきっかけになることもあるので、邪険にしないほうがいいでしょう」(同) 人の文句などには加わらないほうがいいけれど、世間話のようなウワサ話には上手に付き合うことが正解みたい。 コツをつかんでほどよい距離感を保てれば、人間関係の悩みは消えるはず。賢く波を乗り切ろう! 渋谷昌三目白大学社会学部・大学院心理学研究科教授。学習院大学卒業、東京都立大学大学院博士課程修了。心理学専攻、文学博士。山梨医科大学教授を経て現職。著書に『今日から使える人間関係の心理術』(ナツメ社)、『「しぐさ」を見れば心の9割がわかる』(王様文庫)、『人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方』(WAC BUNKO)ほか多数。【オズモール】