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ヨーロッパのフォーミュラレースAUTO GP、台数増加狙い同車両のシリーズと統合

2014年12月23日 14:40  AUTOSPORT web

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2014年AUTO GPイモラの様子
ヨーロッパで開催されているフォーミュラカーレース、AUTO GPは2015年に向けて、ヨーロッパで2014年に全5戦が開催されたシリーズ、フォーミュラ・アクセラレーション・ワン(FA1)と統合すると発表した。

 AUTO GPは1999年からイタリアF3000として開催されていたシリーズにルーツをもち、2010年からAUTO GPとして発展。WTCC世界ツーリングカー選手権の併催イベントとして主に開催されており、ヨーロッパのビッグフォーミュラのひとつとして知られている。初代チャンピオンはロマン・グロージャンが獲得。2014年は日本の佐藤公哉がチャンピオンを獲得。道見ショーン真也も優勝を飾った。

 シリーズは2005年から09年まで開催されていた国別対抗レース、A1グランプリで08年まで走っていたローラB05/52・ザイテックを使用していたが、ここ数年は台数がやや減少傾向にあった。そこで、同じシャシーを流用しているFA1チャンピオンシップと統合。来季に向け、最低でも18台の参戦台数を確保したいという。

 FA1チャンピオンシップは、オランダに本拠を置くISRAというマネージメント会社が運営していたレースシリーズの中のひとつで、2014年はポルトガルやスペイン、ドイツ、イタリア、オランダで全5戦のレースを開催していた。

 AUTO GPのプロモーターを務めるエンツォ・コローニは「これは重要なコラボレーションで、2015年に予定している全7戦のイベントで、18台のマシンをグリッドに保証したい。力を合わせることによって、刺激的なシーズンをお届けすることができると確信しているよ」と語った。

 また、ISRAの代表を務めるハンク・デ・ヨングは「このスポーツにとって良いことだと思う」と語った。

「より多くのマシンが集い、競争が激しくなることで観客の関心を呼ぶことができる。それにドライバーにも、チームにもスポンサーにもより良い状況になるだろうね」