アートや医療器具から食品業界まで、さまざまな分野で利用され始めた3Dプリンター。
その技術を生かして、新たに前足を手に入れたのが、アメリカで暮らす犬のダービーくんだ。
ダービーくんには、生まれつき両前足がない。
ドッグシェルターで暮らしていた彼を引き取ったのは、Tara Andersonさん。
3DPrint.comの取材によれば、「ダービーの写真を見て、彼の話を聞く度に涙が止まらなくて。私が彼の面倒を見てあげたいと思った」そうだ。
Taraさんは最初に手押し車を作ったが、それでは他の犬と遊ぶ時に邪魔だし、ダービーくん自身が思う存分走れない。
そこで、3DSYSTEM社やAnimal Ortho Care(アニマル・オルト・ケア:動物の矯正器具などを取り扱う団体)の協力の下、ダービーくんの前足を制作することに。
何度も試作を重ね、ついに完成した足を付けたダービーくんは、もはやお父さんが追いつけないほど早く走れるようになった。
嬉しそうに風を切って走るダービーくんの表情を見るだけで、こちらも嬉しくなってくる。
最近では、人間の義手や義足を3Dプリンターで制作する、といったニュースも増えてきている。
今後あらゆる分野でその存在価値を増していくに違いない3Dプリンターの可能性にも注目だ。
Youtube https://youtube.owacon.moe/watch?v=uRmoowIN8aY
3D Print.com http://3dprint.com/31337/3d-printed-prosthetic-legs-dog/
3DSYSTEMS http://www.3dsystems.com/
Animal Ortho Care http://www.animalorthocare.com/
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