日本人にはおなじみのチョコレート菓子「キットカット」。元々は英国で開発されスイスのグローバルカンパニー、ネスレによって世界的に販売されている商品ですが、「ご当地限定フレイバー」など多様な風味を販売しているのは、実は日本だけなんだとか。
海外の人からすると、日本のキットカットは非常に珍しいのです。そこで米国のバイラルメディア「バズフィード」が、日本でしか手に入らない様々な味のキットカットを米国人が試食してコメントをする動画を公開しました。
高評価だったのは「柑橘黄金ブレンド」と「一味」
「アメリカ人が日本の風変わりなキットカットを食す」と題されたこの動画では、以下の日本限定風味のキットカットが試食されています。
信州リンゴ、パンプキンプリン、ほうじ茶、ストロベリーチーズケーキ、あずきサンド、ラムレーズン、柑橘黄金ブレンド、一味、紅イモ、焼きプリン
中でも好評だったのは、中四国地方で販売されている「柑橘(かんきつ)黄金ブレンド」味。ウェブサイトによると「温州みかん・レモン・すだちをこだわりのバランスでブレンドし、ホワイトチョコレートで包み」ということで、味の安定感が好評でした。
「何というか、正に柑橘黄金ブレンドの香りだわ」
「始めにオレンジの風味、後からレモンの風味が広がってくるね」
「これは毎日でも食べたいね」
もうひとつ好評だったのが、「一味(いちみ)」味です。長野市の老舗・八幡屋礒五郎の唐辛子を使用したもので、信州地方で販売。米国人にはスパイシーな後味がウケていました。
「これぞキットカット至上最高の味」
「(食べたばかりの時は)ただのダークチョコレートだと思うでしょ? でも突然(辛味が)『来た!』ってなるのよ!」
「焼きプリン」は賛否。「あずきサンド」「紅いも」は理解されず
「焼きプリン」味のパッケージには、オーブンで焼くとさらにおいしくなるという説明があります。実際に「調理」されたキットカットを見て試食者は狼狽しますが、食べてみると意外にも良い反応が。
「何でチョコレート菓子を温めなきゃならないの!?」
「見た目は犬の糞」
「メイプルシロップみたいな味だ」
「いやこれは正直今までの中で一番おいしいよ」
しかし、「あずきサンド」と「紅いも」については米国人の心を掴むことはできなかったようです。「紅いも」味にいたっては試食直後に顔をしかめたり、すぐにはコメントが浮かばなかった人もいました。なじみが少なかったのでしょうね。
「(あずきサンドを一口食べて)ダメ。無理。有り得ない」
「何というかすっぱくて…豆の味」
「正に豆。チョコに入った豆!」
「多分…これがあずきの味だってことなんだろうね」
「(紅いもは)何にも似ていない味だね」
「紅いもでもなければ、芋ですらない」
「すっごく甘い。アイスクリームみたいな味」
海外では、チョコレートはあっても味の種類が日本のキットカットほどたくさんあるのは珍しいようです。海外の友人を訪ねるときにはお土産に何種類か持っていって、味比べをしてもらうのも面白いかもしれませんね。
(参考)Americans Taste Test Japanese Kit Kats[Part 1][Part 2](BuzzFeed)
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