バーニー・エクレストンが、F1グループの役員会に復帰、引き続きCEOを務めることが明らかになった。元フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロもメンバーとして発表されている。
エクレストンは、2006年にF1株がCVCキャピタル・パートナーズに売却される際に、ドイツの銀行バイエルンLBの元リスク担当役員ゲルハルト・グリブコウスキーに賄賂を渡していたという容疑から起訴され、今年4月に裁判がスタートした。これによりF1を所有するCVCは、この問題が解決するまではエクレストンを役員会のメンバーから外すことを決定した。
しかしその後、エクレストンは1億ドルの解決金を支払い、裁判は終了した。
CVCは、18日、84歳のエクレストンをフォーミュラ1グループの役員会メンバーとして再任、彼が引き続きグループCEOのポジションに就くことを発表した。
また、フェラーリの元会長で2012年から2014年にフェラーリを代表して非業務執行役員を務めてきたディ・モンテゼモロも再任された。
大手ケータリング会社コンパス・グループのチェアマンであるポール・ウォルシュもF1の非業務執行役員に任命された。ウォルシュは、ジョニー・ウォーカーなどを有する酒造メーカー、ディアジオ社の元CEOで、現在は国際輸送サービス会社FedExおよび家庭用品メーカー ユニリーバの非業務執行役員も務めている。