このほど米CBS Newsが、日焼けサロンに関する新たな情報が有名医学雑誌『JAMA(Journal of the American Medical Association)』に掲載されていることを伝えた。米疾病予防管理センターでがんの予防に関する研究を専門とするGery P. Guy Jr.博士が2003年~2012年のデータを基にまとめた新しい報告書で、それによれば日焼けサロンの利用が原因で、平均すると毎年3,200人ほどが緊急な治療のため集中治療室に運ばれたことになるという。
またその調査によれば、18~24歳の若い白人女性は日焼けサロンを「ホームカミングデーやプロムで露出度の高いドレスを着たい」、「休暇でリゾート地に出かける前に水着が似合うようにしておきたい」といった理由で利用しているとのこと。しかし2009年には、国際がん研究機関『IARC(International Agency for Research on Cancer)』が日焼けマシンと皮膚がんの関連性について、ハザードレベルをグループ2Aの“おそらく発がん性がある” からグループ1の“発がん性がある”に引き上げ、特に30歳以前から定期的に利用していると、皮膚がん発症リスクは75%かそれ以上との調査結果を発表。スウェーデンは同じ年から18歳以下の利用を禁じるようになった。