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アウディ、2015年のWEC参戦体制発表。オリバー・ジャービスがLMP1フル参戦

2014年12月18日 11:50  AUTOSPORT web

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15年シーズンはロイック・デュバル/ルーカス・ディ・グラッシとともにWECフル参戦を果たすこととなったオリバー・ジャービス(右)と、ル・マンに投入される3台目のドライバーとして起用されたレネ・ラスト(左)
WEC世界耐久選手権のLMP1-Hクラスに参戦しているアウディは、14年限りで現役を退くトム・クリステンセンに代わって、オリバー・ジャービスを15年シーズンのレギュラードライバーとして起用することを発表した。

 アウディは17日、ドイツのインゴルシュタットで『アウディスポーツ・フィナーレ』を開催。14年シーズンを振り返るとともに、各カテゴリーにおける15年シーズンの活動体制を発表した。

 アウディは、15年も引き続きアウディスポーツ・チーム・ヨーストとしてWECに参戦。「さらに進歩した」R18 e-トロン・クワトロの2台でシーズンに臨むほか、第2戦スパ・フランコルシャン、そして第3戦のル・マン24時間には3台目のマシンを投入する。

 ドライバーラインナップでは、14年限りでの引退を表明しているクリステンセンに代わって、これまでもル・マンでアウディをドライブしてきたジャービスがレギュラードライバーに昇格する形に。クリステンセン以外の5名のラインナップは継続となり、ジャービスはロイック・デュバル/ルーカス・ディ・グラッシと組むことになる。

 2007年には全日本F3選手権に参戦した経験も持つジャービスは、08年のDTMドイツツーリングカー選手権からアウディのプログラムに加入。12年からは毎年ル・マンにアウディから参戦し、12年~13年には3位表彰台を獲得している。また、14年シーズンはスーパーGT500クラスにフル参戦し、石浦宏明とともにDENSO KOBELCO SARD RC Fをドライブした。

 15年ル・マンに投入される3台目のR18 e-トロン・クワトロのドライバーには、14年に引き続きフィリペ・アルバカーキ/マルコ・ボナノミがドライバーとして起用。レギュラードライバー昇格を果たしたジャービスに代わる形で、新たにレネ・ラストがラインナップに加わった。

 ラストは、14年のニュルブルクリンク24時間、そしてスパ24時間でも優勝するなどスポーツカーレースで活躍。また、セバスチャン・ローブ・レーシングから参戦した初のル・マン24時間ではLMP2クラス4位を獲得している。

2015年WEC ドライバーラインナップ(アウディ)
マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ
ロイック・デュバル/ルーカス・ディ・グラッシ/オリバー・ジャービス
フィリペ・アルバカーキ/マルコ・ボナノミ/レネ・ラスト