2014年のようなメルセデスチームが圧倒的に強く、他を寄せ付けない状態は長くは続かないと、ウイリアムズのヘッド・オブ・ビークルパフォーマンス、ロブ・スメドレーは考えている。
F1エンジン規則が大幅に変更された今年、メルセデスチームは大きく飛躍し、19戦中16勝を挙げてドライバーおよびコンストラクター選手権を制した。
ウイリアムズは昨年は低迷したものの、メルセデスのパワーユニットにスイッチした今年、パフォーマンスが大幅に向上、コンストラクターズ選手権3位を獲得した。
スメドレーは、他のチームはシーズン中にメルセデスチームとの差を縮めていたとして、来年以降のメルセデスは今年ほどのアドバンテージを示すことはできないと予想している
「ひとつのチームが圧倒的強さを発揮し、大きなアドバンテージを持っていたとしても、そういう状況はいつかは終わる」とスメドレー。
「(開幕戦)オーストラリアでのギャップと最終戦でのギャップを見ると、状況が少しよくなりつつあったと思う」
「どのチームもマシンの開発の仕方をより深く理解し、より優れたシャシーの作り方を学び、パワーユニットとシャシーをうまく調和させることができるようになる。それによって(1チームの)圧倒的優位は崩れていくのだ」
「ウイリアムズ、レッドブル、あるいはフェラーリが他よりいい仕事をできるかどうかは、それぞれのチームにかかっている」