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薬膳を取り入れて体の中からぽかぽかに!

2014年12月18日 00:02  オズモール

オズモール

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一年中冷えている女子に多いのが、食生活の乱れ。忙しいとつい軽視しがちだけど、食べ物は熱のもととなり、体のコンディションを整える役割をしている重要な存在。では、食生活を見直すには一体どうすればいいの? 参考にしたいのが、漢方の“薬膳”。薬膳は食べものが持つ薬理作用を組み合わせた食事のこと。 「薬膳では、食のバランスを酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の5つの味と、青(ホウレンソウ、ブロッコリーなど)、赤(ニンジン、トマトなど)、黄(カボチャ、サツマイモなど)、白(ダイコン、大豆など)、黒(ゴマ、海苔など)の5つの色で表現します」と話すのは国際中医師であり中医アロマセラピストの有藤文香さん。 「毎回の食事で色も味もバランスをとるのは難しいので、まずは色を意識してメニュー選びをしましょう。忙しくてしっかりランチがとれないときや1食でバランスをとるのが難しい場合は、不足していると感じる色の食材を夜に補うようにすればOKです」(同)。 具体的にはどんなメニューを選べばいい? ●旬の食材を使った料理 薬膳では、旬の食材には気候に合わせて調子を整える力があると考えられている。冬はブロッコリー(青)、ニンジン(赤)、ユズ(黄)、ダイコン(白)、黒豆(黒)などを使ったメニューがおすすめ。 ●温め食材を使ったもの 薬膳では食材には体を温めるもの(熱性・温性)と冷やすもの(寒性・涼性)があると考えられている。 <体を温める食材> 肉類:羊肉、鶏肉 魚類:アジ、サバ、イワシ、タラ、サケなど 野菜類:ショウガ、ネギ、ニンニク、タマネギ、ニンジン、カボチャなど その他:玄米、納豆、チーズ、紅茶、中国茶、黒砂糖、味噌、シナモンなど ●食材をできるだけ丸ごと食べられるメニュー “食材を丸ごと食べる”のも薬膳のルールのひとつ。野菜や果物はできるだけ無農薬のものを選び、皮や葉なども丸ごと食べられると◎。いちごや、ブロッコリーなどの葉もの野菜は皮をむかないので、手軽に丸ごと栄養がとれる。 ●温かい調理法のもの 揚げる、炒める、焼く、煮る、蒸す、ゆでるといった加熱調理をする食べ物は体が冷えにくい。刺身やサラダなど加熱しないものは体を冷やすので避けたいところ。 まずは1日のトータルでバランスを考え、体の中からゆっくり冷えを撃退しよう。 有藤文香中医アロマセラピスト、薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳管理師、株式会社Xiang代表。製薬会社MRとなった後、英国に留学しアロマ代替医療を学ぶ。帰国後、漢方医学と西洋の代替医療であるアロマセラピーを合わせた「中医学で見立てて、アロマで施術する」という「中医アロマセラピー」という新境地を開く。現在は中医アロマ・漢方・薬膳スクールのサロンを運営するほか、メディアでの執筆など幅広く活動。著書『中医アロマセラピー 家庭の医学書』(池田書店)、『はじめての中医アロマセラピー』(池田書店)、『中医アロマで美しく歳を重ねる (陰陽五行の知恵から学ぶ「美の処方箋」)』(世界文化社)。有藤文香が主宰するサロン『Xiang(シャン)中医アロマ&漢方サロン』が東京・恵比寿に移転オープン! 中医アロマセラピーの施術が受けられるほか、冷え性や月経不順、不妊症などの漢方相談も可能。外側から中医アロマセラピーで、内側から漢方薬でケアし、美しく健康になれるサロン。3日間で習得できる中医アロマのコースや薬膳・漢方が学べるスクールも併設。 【オズモール】