フランス西部自動車クラブ(ACO)は15日、2015年ル・マン24時間耐久レースの自動招待リストを発表した。15年は10チームから13台が招待されている。
6月13日~14日に開催される15年のル・マン24時間。例年、参戦台数は特別枠のガレージ#56を含めて56台となっており、これ以上のエントリーがあった場合はACOによる審査が行われる。この自動招待リストでは、ル・マン24時間や“ル・マン・シリーズ”で好成績を収めたチームに参戦権が付与される。ただし、招待されたチームがエントリーするとは限らない。
15年の自動招待リストでは、14年ル・マンでの各クラス優勝者に加え、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)、アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)、そして北米のユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)でクラスチャンピオンを獲得したチームなどに参戦権が与えられることとなった。
14年ル・マン24時間からは、各クラスを制したアウディスポーツ・チーム・ヨースト、JOTAスポーツ、AFコルセ、アストンマーチン・レーシングが招待を受けた。
ELMSからは、2年連続の王座に輝いたシグナテック・アルピーヌに加え、LM-GTEクラスで上位2位となったSMPレーシングとAFコルセが招待。SMPはGTCクラスも制しているため、2枠の参戦権を獲得している。
AsLMSでは、こちらも2年連続でLMP2クラスを制したOAKレーシング・チーム・トタルが15年ル・マンへの招待を受けたほか、GTCクラス1位、2位の成績からチームAAIが2台分の参戦権を得ている。
アメリカン・ル・マンとグランダムの統合によって今年からスタートしたUSCCからは、シリーズの指定により、ウェイン・テイラー・レーシングとスクーデリア・コルサが招待されている。
15年ル・マン24時間のエントリー受付は、12月18日より開始となり、15年1月27日に締め切られる。2月には、ル・マン24時間、WEC世界耐久選手権、そしてELMSのエントリーリストがパリで発表される予定となっている。