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記憶をなくした妻に他人として寄り添う夫の姿描く、チャン・イーモウ監督『妻への家路』

2014年12月16日 12:00  CINRA.NET

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『妻への家路』 ©2014, Le Vision Pictures Co.,Ltd. All Rights Reserved
チャン・イーモウ監督の映画『妻への家路』が、2015年3月から東京・有楽町のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。

同作は、映画『紅いコーリャン』『紅夢』『初恋のきた道』『HERO』『単騎、千里を走る。』といった監督作や、北京五輪の開会式の演出などで知られるチャン・イーモウ監督の新作。1977年に文化大革命が終結し、20年ぶりに収容所から解放されたルー・イエンシーと、イエンシーを待ち続けた心労から記憶障害となり、彼のことを忘れてしまった妻フォン・ワンイーの関係性を軸に、妻が記憶を取り戻すために奮闘するイエンシーの様子や、イエンシーの隣で夫を待ち続けるワンイーの姿を描く。

自分を待ち続ける妻に他人として寄り添うイエンシーを演じるのは、『HERO』のチェン・ダオミン。帰らぬ夫を駅に迎えに行くイエンシーを『紅いコーリャン』『SAYURI』のコン・リーが演じる。