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自転車金メダリストのサー・クリス・ホイ、15年シーズンはLMP3クラス参戦へ

2014年12月13日 18:10  AUTOSPORT web

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サー・クリス・ホイが15年シーズンのELMSでドライブするLMP3マシン、ジネッタ・ニッサン
オリンピックの自転車競技で6回の金メダルを獲得、世界タイトルを11回獲得しているイギリスのサー・クリス・ホイが、2015年シーズンはヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)のLMP3クラスに参戦することになった。

 自転車トラックレースで数多くの功績を残しているホイは、英国日産と2016年のリオデジャネイロ五輪に向けた“ロード・トゥ・リオ”のブランドアンバサダーの契約を結んでおり、14年はニッサンのサポートのもと、イギリスGT選手権でニッサンGT-RニスモGT3をドライブ。スパ・フランコルシャン戦でベストリザルトとなる2位を獲得している。

 16年のル・マン24時間に参戦することを目指しているホイだが、15年シーズンはELMSのLMP3クラスに参戦することが発表された。ホイは、ジネッタのワークスチームであるチームLNTから、ジネッタ・ニッサンをドライブすることになる。また、5月に行われるル・マン24時間の公式テストにも参加する予定だ。

「ニッサンとともに来年はELMSにステップアップできることをとても嬉しく思っているよ。これは、ル・マンを戦うという僕のモータースポーツでの夢に近づくさらなる一歩になると思っている」と語ったホイ。

「今年はイギリスGT選手権を戦うことで素晴らしい経験を積むことができた。ただ、ル・マンで戦うためにはまだ長い道のりがあるし、欠点を補うために学ばなくてはいけないこともたくさんあるんだ」

 ホイの15年のチームメイトには、14年のジネッタGT4スーパーカップでタイトルを獲得した17歳の若手イギリス人ドライバー、リチャード・ロバートソンが起用されている。ロバートソンも同様に、16年のル・マンに参戦することを目指しているのだという。

「チームメイトがサー・クリス・ホイだなんて信じられないよ。彼はスポーツ界のレジェンドだからね。ル・マン24時間を走るという同じ目標に向かって戦う中で、多くのことを学べるはずだ」

 来季からELMSとアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)に創設されるLMP3クラスは、ル・マン24時間やWEC世界耐久選手権を目指すチームやドライバー、コンストラクターのための入門カテゴリー。コストキャップ制のもと、420馬力を発生するV8エンジンを搭載したクローズド車両で争われる。ワンメイクのエンジンはニッサンが供給する。