「I’ll be back!」テストドライバーに降格のマグヌッセン、失望も前向き

ケビン・マグヌッセンは、マクラーレン・ホンダの2015年レギュラードライバーに選ばれなかったことにがっかりしているが、今後たくさんのチャンスがあり、必ずまたF1レースに戻ってくると述べた。

　マクラーレンは来年に向けてフェルナンド・アロンソと契約を結んだ後、2014年のレースドライバー、ジェンソン・バトンとマグヌッセンのどちらをチームメイトに起用するかについてなかなか決断を下せずにいたが、最終的に11日にバトンを選んだことを発表した。

　デンマーク出身22歳のマグヌッセンはマクラーレンの育成ドライバーであり、2013年のフォーミュラ・ルノー3.5シリーズでタイトルを獲得した翌年、F1デビューを果たした。デビュー戦のオーストラリアでは2位を獲得、ベテランのバトンをしばしば上まわる速さを見せたが、ポイント獲得数に関してはバトンの126点に対し、マグヌッセンは55点にとどまった。

　マクラーレンは、来年マグヌッセンはテスト＆リザーブドライバーとしてチームにおいて重要な役割を担うと発表している。

　レースドライバーから降格されることになったマグヌッセンは「もちろんホンダのレーシングドライバーになることができなくてがっかりしている」と述べた。

「でもこの偉大なチームの一員であることは変わりないのだし、F1キャリアにおいてもその後に関しても今後大きなチャンスがあることは分かっている。まだ十分時間はある。だからすごくポジティブに考えている」

「この新たなパートナーシップの一員になることにわくわくしている。サードドライバーでも大きなチャレンジだし、大きなチャンスがある」
「一歩後退したとしても、たくさんのチャンスがあると思っている」

　マグヌッセンはTwitterに映画「ターミネーター」のアーノルド・シュワルツェネッガーの写真を掲載、「キャプションは必要ないよね……」というコメントと「#NeverGiveUpOnTheDream」のハッシュタグを添えてツイートしている。