細田守監督の新作映画『バケモノの子』が、7月11日から全国東宝系で公開されることがわかった。
映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』などで知られる細田監督。2012年に公開された『おおかみこどもの雨と雪』以来の新作となる『バケモノの子』は、人間界の「渋谷」とバケモノ界の「渋天街」という、交わることのないはずだった2つの世界に生きる、孤独な少年とバケモノの交流や冒険を描いた作品。バケモノ界に迷いこんだ人間の少年がバケモノの「熊徹」の弟子となり、「九太」という名前を授けられるというあらすじだ。
脚本は細田監督自身が手掛けるほか、作画監督はこれまでも細田作品に参加してきた山下高明と西田達三が担当。美術監督は『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』などに参加してきた大森崇、高松洋平、西川洋一が務める。また、音楽は『おおかみこどもの雨と雪』に引き続いて高木正勝が担当する。
なお、同作の企画は2012年から進められており、現在はアニメーションを制作中。完成は来年6月を予定しているとのこと。また、フランスの映画会社GAUMONTからの熱烈なオファーがあったことから、フランスでの劇場公開がすでに決定。さらにアジアを除くインターナショナルセールスを同社が行う予定だ。