トップへ

国内モータースポーツ界の名門サード、軽飛行機の開発・製造事業に着手

2014年12月11日 13:20  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

スーパーGT500クラスを中心に、来季からさらに参戦カテゴリーを増やす予定のサードが、軽飛行機事業にも着手する。
スーパーGT500クラスでLEXUS TEAM SARDとして長年参戦、ル・マン24時間挑戦等日本のモータースポーツ界の名門チームとして活躍しているサードは、2015年1月に社内に軽飛行機事業部を設置。軽飛行機の開発・製造・販売に着手すると発表した。

 1972年に創業したサードは、ル・マン挑戦やグループCカーで活躍。JGTC全日本GT選手権の初年度から参戦を開始し、現在もスーパーGTのトップチームのひとつとして活躍している。その一方で、トヨタ車を中心とした市販自動車パーツの製造・開発、さらにモーターボート等のマリン事業も手がけている。

 今回、サードはさらに新たな分野に着手することになった。それは水陸両用4人乗り軽飛行機(カーボン・CFRP製)の製造から販売までを目標とする軽飛行機事業だ。サードでは「次世代へと技術を継承するために次なる夢への挑戦となる軽飛行機事業を加えることで、陸海空の3分野において独自の技術を駆使したオリジナルなパーソナル・モビリティを展開いたします」としている。

 サードではLEXUS TEAM SARDを支援する企業と軽飛行機事業においても連携を図っていくほか、積極的にエンジニアを採用。WEC世界耐久選手権参戦やFIA-F4で展開予定ののSARD Racing Projectを基軸にグローバルなモータースポーツ参加カテゴリーの拡大、マリン事業の新艇造船、自動車事業の海外展開も積極的に行い、陸海空の総合的なモビリティ・コンストラクターとしての飛躍を目指していくという。