フェルナンド・アロンソは、フェラーリでワールドチャンピオンになることはできなかったが、この5年間には自分のここまでのキャリアの中でベストのパフォーマンスを発揮することができたと述べた。
アロンソは2016年末までフェラーリと契約を結んでいたものの、今年でチームを離脱、来年はマクラーレンに復帰するものと考えられている。
2005年、2006年とルノーで2度F1タイトルを獲得したアロンソだが、フェラーリでは3度ランキング2位と、タイトルには届かなかった。
しかし彼はフェラーリでの5年間には王座に就いた年よりも優れたパフォーマンスを発揮してきたと考えている。
「この5年に1から10の中で評価をつけるとすれば、9をつけたい」とアロンソ。
「高いと思われることは分かっているけれど、(この5年)とても楽しむことができたし、ドライバーとしても人間としても成長した」
「素晴らしい人たちと一緒に働くことができた。全身全霊を注いでレースをしたし、僕のキャリアにおいて最高のレベルで戦った」
「この5年、これほど素晴らしいパフォーマンスを発揮できるとは思っていなかった。タイトルを争い、自分の力すべてを注ぎ込んでレースをし、決して諦めなかった。チーム(フェラーリ)のことも、僕らが一緒に成し遂げたことも、誇りに思っている」
「タイトルは逃したけれど、レッドブルが圧倒的優位に立っていた時代に彼らと戦った。今年はメルセデスが優勢で誰も彼らに近づくことはできなかった。だからこの5年に満点の10点をつけることはできない」
「でもドライバーなら一度はフェラーリで走ってみるべきだと思う。フェラーリには独特のスピリットがあるんだ」
マクラーレンは11日、記者会見を行うことを明らかにしており、ここで来年のドライバーとしてアロンソとの契約が公表されるものと予想されている。