マクラーレンは11日木曜に記者会見を行うことを発表、ここで2015年のドライバーラインナップがようやく明らかになるものとみられる。一方でスポンサーに関する発表も行われる可能性があるとの推測もなされている。
ホンダのパワーユニットにスイッチし新たなスタートを切る2015年に向けて、マクラーレンはフェルナンド・アロンソとの契約を結んだものと考えられているが、チームメイトとして2014年のレースドライバーであるジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンのどちらを選ぶかの決断が遅れていた。
先週の役員会で決定が下される見込みだったが、結局株主たちの意見が一致せず、結論が出なかった。
しかしマクラーレンは11日に本拠ウォーキングで「重要かつ独占的なメディアイベント」を行うことを明らかにした。
この記者会見によって、ようやく来季ドライバーラインナップが公表されるものと考えられているが、一方でスポンサーシップに関する推測も持ち上がっている。
Crash.netは、当日新しいスポンサーの発表もあるかもしれないと伝えている。最終戦アブダビGPの際にレーシングディレクターのエリック・ブーリエは、来年の開幕前にタイトルスポンサーが決定する見込みだと述べていた。
Sky sportsは、アロンソの加入に伴い、いくつかのメジャースポンサーがマクラーレンにつく可能性があるとし、その中のひとつとしてスペインの携帯電話事業会社モビスターを挙げている。複数のヨーロッパメディアが、モビスターとの契約交渉は大詰めに近づいていると報じている。
また、F1ジャーナリストのジェイムズ・アレン氏は、アロンソのチームメイト決定にはマクラーレンのCEOロン・デニスがデンマーク企業のスポンサーを獲得できたかどうかがカギになったはずだと述べている。
デニスはマグヌッセンの母国デンマークの企業とのスポンサー契約に大きな可能性を見出しており、交渉のためにデンマークに足を運んだと報道されていた。レゴとの交渉はまとまらなかったようだが、デンマーク企業とのスポンサー契約にこぎつけることができた場合にはマグヌッセンの残留が決まり、失敗に終わった場合には他の株主の希望どおりバトンが選ばれるとアレン氏は述べている。
デンマークのメディアも木曜の記者会見に招かれているということだが、マグヌッセンが来年はリザーブドライバーとしてチームに残る可能性もあるという。
デニスは役員たちに対し2014年シーズン終わりまでにタイトルスポンサーを決定することを約束していたが、それを果たせず期限を1月まで延期したということだ。