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ペター、WRC復帰の可能性を示唆

2014年12月10日 22:30  AUTOSPORT web

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ワークス支援のチームを退け、自チームでラリークロスの世界タイトルを獲得したペターだが、WRCでの活躍を熱望する声は依然として高い。
今季は世界ラリークロスでタイトルを獲得したペター・ソルベルグが、2015年にWRCに復帰する可能性をほのめかした。英国オートスポーツ誌が報じた。

 6台がハイパワーマシンで、舗装/グラベルのミックスコースをアタックするラリークロスの面白さを絶賛し、ヨーロッパ選手権での準備期間を経て、世界戦初年の今季、見事にラリークロスタイトルを獲得したペター。日曜日には、英国オートスポーツ誌が選ぶオートスポーツ・アワードで、2種類の世界タイトルを獲得したことが評価されてグレゴール・グラント・アワードも受賞した。

 しかし、世界ラリークロスのタイトル防衛に向けてパートナー探しに奔走する一方で、ラリーへの情熱も持ち続けていることを決して隠してはおらず、詳細には触れなかったものの「動きはある」とコメント。
「そして、そうだね、(WRCに復帰する)可能性はある。ラリーはいつでも僕の心の中にあるし、これからも変わらない」

 1月に開催される2015年WRCの開幕戦モンテカルロ・ラリーは時間がなさ過ぎることを認めたが「開幕戦は、間違いなく出ない。でも、その後のことは、誰にも分からないよ。僕はスウェーデンが好きだし、ここ2年はいい走りができている(ヒストリックイベントに自前のフォード・エスコートで参戦し優勝)」とも付け加えた。

 ソルベルグは先月、2003年にWRCタイトルを獲得したパートナー、フィル・ミルズと共にシトロエンC4 WRCでのコンドレス・ラリーに参戦。トランスミッションのトラブルでリタイアとなったものの、それまではリードを握っていた。

「今は、より成熟したドライバーになった手応えがある」とペター。「コンドレスをスタートした時、これまでにないほど自分の強さを感じたんだ。この2年間やってきたことで、全体を見ることができるようになったし、分析の仕方も少し変わった。今は、これまでで一番いいドライビングができている」