F1の商業面のボス、バーニー・エクレストンが、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが最終戦までタイトルを争っていなかったら2014年F1は「最悪」のシーズンになっていただろうと発言した。
今年はメルセデスが圧倒的強さを発揮し、19戦中16勝を挙げた。コンストラクターズ選手権は第16戦ロシアGPで早々に決定したものの、ハミルトンとロズベルグは激しい戦いを繰り広げ、ドライバーズタイトルは最終戦まで決着がつかなかった。
2014年のF1公式イヤーブックへの掲載文において、エクレストンは次のように発言した。
「もし不運にもニコとルイスが激しく戦うことなくどちらかが優勢でどんどんポイント差を拡大していたら、今シーズンはシルバーストンまでに終わっていただろう」とエクレストン。
「フェラーリかレッドブル、あるいは他のチームがシーズン途中で追いつき、最終戦までにはポイント差が縮まると考えていたのだが」
「あのふたりが戦ってくれて本当にラッキーだった。メルセデスがふたりを自由に戦わせてくれてよかった」
「そうでなければ最悪の選手権になっていただろう」