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ロータス、ウイリアムズに照準。PU変更で冷却システムの配置に利点

2014年12月09日 23:20  AUTOSPORT web

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ウイリアムズ躍進の再現を狙うロータス
ロータスF1チームは、ルノーからメルセデスにパワーユニットを変更する2015年は、同様にして成功を収めたウイリアムズと戦うことを目標にしている。

 チームは、2015年からメルセデスのパワーユニットを搭載することでドイツメーカーと長期契約を結んだことを、ロシアGPの週末に発表した。

 今年は、ロータスよりも一年早くメルセデスにスイッチしたウイリアムズが昨年のコンストラクターズ9位から3位へと躍進。フェラーリを上回る結果に大きな役割を果たした。

 テクニカルディレクターのニック・チェスターは、チームが同様の変更を行ったことでロータスの運命を変えることができると信じている。

「大幅な前進を果たすことができると思う」とチェスター。
「エンジンの価値がどれほどかは知っているし、我々が抱えていた空力の問題についても理解している。エンジンの真価に空力の問題も解決できれば、大きなステップを果たせる」

「ウイリアムズは素晴らしい仕事をした。彼らがこの冬も順調に開発を行えば捉えるのは難しいが、我々がそれをできれば、ウイリアムズに挑むことも可能だろう」

 チェスターは、メルセデスエンジンを搭載することで、冷却システムが改善でき、それによって“多くの可能性が開ける”と言う。
「パッケージは非常に異なっている。マシンリヤにおける冷却システムの配置で若干の利点が見込めるんだ」
「マシンのバックエンドを開発する上では、メルセデスエンジンの配置方法はいくつかの点で非常にいい」

「冷却システムの配置全体が異なるので、我々の可能性を相当広げることになるだろう」