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2015年に韓国でスーパーFJを開催へ。参加費用も少額になるメリットも

2014年12月09日 22:30  AUTOSPORT web

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2015年にスーパーFJの韓国で開催される。予定地のひとつであるインジェ・スピーディウム(2013年撮影)
スーパーFJが2015年、初めて日本を離れて海外でレースを開催することとなった。開催国は韓国で、ヨンナムのコリアF1サーキット、もしくは2013年に新設された江原道のインジェ・スピーディウムが舞台となる。

「スーパーFJに、より一層の発展とグローバルな展開を」と、FJ協会の尽力によって実現した初めての海外レースは、すでに韓国モータースポーツプロモーターと正式に契約が交わされ、7月17~19日に開催されることが決定した。

 特筆すべきはエントリーに際し、ほとんどドライバーには負担がないこと。車両の運搬やドライバー1名に加え、メカニック1名の宿泊費や移動費(国内空港~韓国空港~サーキット)はもちろん、メカニックのメンテナンス費やレースコントロールタイヤ1セットまで韓国側でまかなってくれるという。

 そのため、ドライバーが負担するのは傷害保険と国内の移動費、そして食事代とガソリン代だけと、場合によっては国内レースよりも少ない費用で参加できそうだ。そればかりか、スーパーFJとしては破格の賞金が準備される予定ともなっている。

 なお、参加資格は国内Aライセンス保持者となっており、必ずしもスーパーFJのレギュラードライバーでなくても良い。そのため、海外でのレースに手軽に参加したいというドライバーには、絶好の機会となりそうだ。ただし国内Aライを保持していても、JAFには海外レース出場の申請は必要なので念のため。韓国人ドライバーを含め、30名以上の参加が目標とされている。

 ちなみにレースは『日中韓モータースポーツフェスティバル』として開催され、メインイベントは『CJスーパーレース』ツーリングカーレースとなり、3カ国から選抜された各5名によって競われる。その他にも中国ツーリングカー選手権(CTCC)も開催される予定だ。現時点で開催サーキットは、インジェが濃厚とのこと。また詳細が決まり次第、報告したい。

(はた☆なおゆき)