トップへ

マクラーレン、来季ドライバー決定の遅れについて弁明

2014年12月08日 07:10  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2014年中国GP ジェンソン・バトン、ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)
マクラーレンの来季ドライバーに関する決定が遅れていることに関し、レーシングディレクター、エリック・ブーリエが、チームは今後数年を考慮してベストの選択をするために時間をかけていると語った。

 マクラーレンはすでにフェルナンド・アロンソとは契約を結んでいるものと考えられているが、彼のチームメイトとして2014年のレースドライバーであるジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンのどちらを選ぶかを決めかねているようだ。

 グループCEOのロン・デニスは最終戦の際に、シーズン終了後の役員会で決定すると示唆したものの、4日の役員会の後、チームは決断を下せなかったことを明らかにした。


 来年の参戦が確定している他チームにはすでにシートの空きはなく、マクラーレンから選ばれなかった方のドライバーは来季F1出場は困難になる。

 決断の遅れには非難の声も出ており、ブーリエはこれに対し次のようにコメントした。

「問題はない。マクラーレンにとって何がいいのかを検討するのに時間をかけているだけだ」とブーリエはSky Sports F1に対して語った。

「残念だが皆さんにヒントを与えることはできない。私も知らないからだ。決定はまだ下されていない」

「大勢のファンがいる。ジェンソンのファンもケビンのファンも、他のドライバーたちのファンも、マクラーレンのファンもいると思う。だが来年だけでなく今後数年のために正しい決断を下すために時間をかけている」

「マクラーレンを再び勝てる状態に戻さなければならない。それが我々の責任だ。どちらも素晴らしいドライバーなので(どちらが残っても)満足できる」

「ジェンソンはワールドチャンピオンだ。どちらも残したいが、チームにとって最善の体制はどういうものなのかを決断しなければならない」