DTMドイツツーリングカー選手権に参戦するメルセデスAMGは、F3でメルセデスベンツエンジンを搭載してきたドライバーを中心とした5人の若手に、ヘレステストでDTMメルセデスAMG Cクーペのステアリングを握る機会を提供した。
ヘレステストでDTMマシンをドライブしたのは、F3マカオGPウイナーのフェリックス・ロゼンクビスト、さらに弱冠18歳のエステバン・オコン、ルーカス・アウアーというメルセデスエンジンでF3を戦っていたドライバーたち。
また、昨年9月のテストに続いて、ブランパン・スプリントシリーズでメルセデスベンツSLS AMG GT3をドライブしていたマキシミリアン・ゴッツが再びDTMメルセデスをテスト。さらに、2014年はF1ロータスのリザーブを務め、フォーミュラEにも参戦した元マルシャ、ケータハムのシャルル・ピックがDTMを初めてトライした。
「最初のDTMドライブは本当に楽しかったよ。ヘレスでのドライブは、実は初めての屋根があるレーシングカーの経験だったんだ。でもそこで多くのことを学んだよ。視界も違うし、ブレーキングの感覚も違った。でも、それはそれですごく楽しめたよ。こういう機会を作ってくれて感謝している」とピック。
また、メルセデスのモータースポーツ代表のトト・ウォルフは「多くの若手ドライバーがDTMメルセデスAMG Cクーペのステアリングを握るところを見るのは素晴らしかった。シャルル、エステバン、フェリックス、ルーカス、そしてマキシミリアンはいい仕事をした」と語った。
「メルセデスベンツは長年若手ドライバー育成を進めており、これまで多くのドライバーがF1、そしてDTMで好成績を残してきた。パスカル・ウェーレインが最近のいちばんいい例で、彼はDTMで勝利を飾り、メルセデスAMGペトロナスF1チームのリザーブドライバーに名を連ねたからね」