マクラーレンは木曜の役員会で2015年のドライバーラインナップについて協議したものの結論が出なかった。これはオーナー3人の意見がまとまらなかったためだが近いうちに決断を下す見込みだと報じられている。
マクラーレンは来年に向けてフェルナンド・アロンソを獲得したと考えられているが、彼のチームメイトとして2014年のレースドライバーのジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンのどちらを選ぶかを決めかねている。
来季参戦が決定しているF1チームの中でドライバーラインナップを決定していないのはマクラーレンだけだ。
元チャンピオンのバトンと22歳のルーキー、マグヌッセンではサラリーに大きな違いがあることで迷いが生じているという見方もあるが、Sky Sports Newsは、確かにそういう金銭的な問題も検討材料のひとつではあるが、決定的要因ではないと伝えている。
マクラーレンのオーナーたちは木曜の会合でベストと思うラインナップを選ぶことができなかったものの、決定は近いうちに下される見込みだということだ。
「フェルナンド・アロンソが(スポンサーによって)どれだけの金額をチームにもたらすかを確認してからバトンを起用する余裕があるかどうかを決めるという説があるが、私の理解では、今日の役員会では上層メンバーが単純にベストのラインナップを決められなかったというのが事実である」とSky Sports Newsのクレイグ・スレイターは述べている。
「今日は(マクラーレンの共同オーナーである)ロン・デニス、マンスール・オジェ、シャイク・モハメド・ビン・エサ・アル・カリファといった重要人物が出席したものの、3人の意見がまとまらず、結論が出なかった」
「今の状況がいつまで続くかは明らかではないが、新年に行われる次回の役員会まで持ち越すことはできないと思う。つまり数週間以内というよりは数日以内(に結論が出る)と見ている。今後はこの3人が電話で非公式な話し合いを行い、結論が出るのは来週あたりになるのではないかと私は考えている」
役員会当日にマクラーレンのスポンサー、ジョニー・ウォーカーのイベントにマグヌッセンと共に出席したバトンは、「結論を下してほしい。皆そうだと思うが、決定を聞きたいんだ。そうすればどういう道にしてもそれに向けて進むことができる」とコメントしている。