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ベルニュとロッシ、2015年はF1からインディカーへの転向を検討

2014年12月04日 18:01  AUTOSPORT web

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2014年のF1は同僚のダニール・クビアトよりも上位の13位で終えたジャン-エリック・ベルニュ
今季トロロッソからF1に参戦していたジャン-エリック・ベルニュとマルシャのリザーブドライバーを務めていたアレキサンダー・ロッシは、F1のシート獲得を諦め、来季はインディカーへの転向を望んでいるようだ。

 トロロッソで3シーズンを過ごしたフランス人のベルニュ。今季はシリーズ13位と同僚のダニール・クビアトより好成績を残したが、トロロッソは来季のドライバーにカルロス・サインツJr.を選択。ベルニュも自身のツイッターでトロロッソ離脱を発表していた。

 ウイリアムズのリザーブドライバーなどF1サーカスに残る可能性はあったものの、ベルニュはすでにインディカー転向へ向けて動いていおり、アンドレッティ・オートスポートとチップ・ガナッシと接触したと報道されている。

「僕は、アメリカのドライバーたちと働いているマネージャーと一緒に動いているよ。すぐにトップチームにいくのは難しいだろうけど、いろいろなシートの話を興味深く思っているね」

「トロロッソを離れることはとても辛いね。いくつかフォーミュラ1でのオプションを持っているが、レースに勝利し、チャンピオンシップを獲得できるようなシリーズに戻りたいんだ」

「僕のターゲットは初めてとなるインディカーに行くことだよ」とベルニュは語る。


 一方、アメリカを離れヨーロッパのフォーミュラを6年経験し、ケータハムやマルシャでリザーブドライバーも務めたアレクサンダー・ロッシも来季の狙いをインディカー参戦へと絞っているようだ。

「僕は16歳の時にアメリカを離れ、ヨーロッパへ行った。グランプリドライバーになるためにね。自分が決めたことに迷いはなかったよ。昨年のアメリカGPでは、ケータハムF1チームでフリープラクティス走行を経験でき、初めてグランプリを走行することができた。だけど今はアメリカに戻り、来季インディカーに参戦することに集中している」とロッシ。

「2015年、インディカーの展望についてはとても興奮しているんだ。地球上で最高のレースだと言う人もいる。毎日参戦を実現するために動いているし、このキャンペーンが成功することを楽しみにしているよ」

 F1フル参戦が難しくなったロッシは、数か月前からインディカー参戦に向けて積極的に動いている。

「インディカーのチームと話をしているし、来季に向けての会議をするためにインディアナポリスにも何度も行っている。勝負できるクルマに乗りたいし、ヨーロッパの梯子を上ってきた自分は、すべてのカテゴリーで勝利できるはずだ。準備はできているよ」とコメント。ロッシのインディカー参戦に関しては、1、2週間後に発表があると言われている。